0021/01/29

再会

先日、張り替えの修理で持ち込まれたお客さんの三線。

ケースから出した瞬間に上等な三線というのがわかる。

離れたところに座っていた親父も気付いたようで、いつもより少しだけ興奮した口調で「上等三線だな」と。


手にとった瞬間に「○○さんの手(型)だな」と推測。

写真の三線は与那城型(一般にユナー型と呼ばれる)の三線だけれども、親父が三線製作を学んだ職人さんの手によるものらしい。

三線は同じ型でも職人によって、それぞれ印象が異なるものです。


三線に作者の名前を入れていなくても、造形や基本的なラインの出しかたで誰の作品か大体わかる。

「ちょっといつもと違う手だけど○○さんのだろう」


持ち込んだお客さんに聞いてみると
「そうです、15年くらい前に師匠を通して購入して、あちこちに張り替えに出しているんですけど、作った人をあてた人は初めてです」と。


購入したのは15年くらい前らしいが、製作時代は30年以上前、ちょうど親父が製作を勉強していたころらしい。

親父と同年代の方なので、およそ40歳前後の作品だと思われるが、完成度が高い三線でした。


その職人さんは、少し前に他界されてしまいました。


しかしながら、こうやって三線がやってくると、故人が会いに来てくれているようで、なかなか感慨ぶかいものがあります。

スピリチュアルなものにあまり興味のない親父も何か感じるものがあったに違いない。
きっと。





池武当新垣三線店 代表・新垣喜盛 初の個展(作品展)開催決定!

平成21年3月3日(火)~3月8日(日)

沖縄県立美術館・県民ギャラリー1 

http://www.museums.pref.okinawa.jp/art/index.jsp

入場無料


過去に製作した三線から最近製作した三線まで20~30挺ほどを展示する予定です。

ぜひお越しください!



0021/01/25

第32回沖縄市産業まつり

昨日から今日まで沖縄県総合運動公園にて開催している沖縄市産業まつりに出店しています。


沖縄市の物産や催しものなど、沖縄市(コザ)のいろいろが楽しめるイベントです。

当店も毎年、出店しています。

写真は沖縄市の子供達による三線演奏。
まつりを盛り上げてくれています。


新垣三線を使っている子も結構いましたね。

0021/01/06

第12回 歌い初め・舞い初め華舞台

第12回 新春を寿ぐ(ことほぐ) 歌い初め・舞い初め華舞台が沖縄県立武道館(アリーナ棟)で明日!行われます。

「世界に誇りうる伝統芸能文化、それにかかわっている琉球古典芸能家が、流派を超えて、重鎮から初心者まで参加し、合同で歌い、舞う。  県内、県外に在住する芸能家が、一堂に会し、新たな決意の場として取り組みます。」
プログラム
歌い初め
(かぎやで風・松=揚作田節・竹=東里節)
舞い初め
(かぎやで風・上り口説・浜千鳥)
お楽しみ抽選会
参加者全員によるカチャーシー
参加資格/沖縄芸能連盟に加入の各研究所の師匠及び門弟

※駐車場に限りがありますので、公共交通機関をご利用ください。

問い合わせ:琉球新報社事業局文化社会事業部 ℡098-865-5255

(以上1月6日琉球新報広告より)



この歌い初め~華舞台は、芸能家が流派、会派の枠を超えて集い、古典芸能の継承・発展を祈念し、それぞれの精進を誓うために毎年行われている新年恒例行事です。

演奏に参加するには、上記の参加資格があるようですが、一般観覧はどなたでもOKのようです。




実は、お楽しみ抽選会には、当店の本蛇皮強化張り三線も!あります。

ぜひ、見に行ける人は行ってみてくださいね。(たしか入場料はいくばくか必要だったはず…)



改めて、

とき:平成21年 1月7日(水)
午後7時開演 (開場6時)

ところ:沖縄県立武道館(アリーナ棟)

0021/01/05

ハチアッチー&初仕事?

ブログをご覧いただいているみなさん、あけましておめでとうございます。

もうすでに、仕事モード全開のかたもいらっしゃるかと思いますが…。

ボクは元旦、2日と那覇店のほうで営業していたので、3日から今日までお休みいただいていました。



3日には、先月生まれた長女・伶奈(れいな)の「ハチアッチー」(初歩き、産後初めての外出)で池武当へ。


小さく生まれましたが、大きく育っているようで明日の一か月検診が楽しみです。


長男・佑季(3歳)はおじいちゃんに三線製作の手ほどき(?)を受けていました。
棹を削るしぐさや、トゥーイを見るしぐさはなかなかさまになっていました。
こちらも将来が楽しみです(^^)




さてさて、お知らせです。

池武当新垣三線店 代表 新垣喜盛の初の作品展を行う予定です。

3月3日から1週間程度、沖縄県立博物館・美術館で行う予定ですが、詳細が決まり次第、このブログ、ホームページ http://www.arakaki34.com で告知いたします。



それでは、あらためまして、本年も多くの人のお役に立てるようスタッフ一同がんばっていきたいと思いますので、ご贔屓のほどよろしくお願い申し上げます。